生物基礎:共通テスト対策おススメ問題集を紹介

『この記事について』
この記事では、
共通テスト【生物基礎】対策としての、
おススメ問題集を紹介します。
mokuji

1:紹介の基準は『思考力を必要とする問題』

センター試験”生物基礎”と比べて、
共通テスト”生物基礎”では、

思考力を必要とする問題(※)
の割合が大幅に増える
※:図表を読み解く問題、計算問題

ことが予想されます。

このタイプの問題は、
時間の許す限り、出来るだけ多く
演習するのが良いでしょう。

以降の問題集紹介では、

思考力を必要とする問題の記載数や
その難易度に主眼をおき、

実際に問題集を解いて検証した結果を
解説しています。

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2:過去問(赤本)

共通テスト問題研究 
生物・生物基礎 教学社

〇内容

・生物基礎は、過去6年分のセンター試験(本試験・追試験)、
合計11回分(※)を収録
※:2020年度の追試験は未収録。大学入試センターのHPで
問題と解答をダウンロード可能。

・共通テスト試行調査(※)”生物基礎”の
問題と解答解説を収録
※:こんな問題を出す予定ですという模擬テスト。

・解説は、非常に丁寧で分かりやすい。

グラフ問題などの解き方のコツを紹介している。

〇紹介コメント

共通テスト試行調査の
問題と解答解説が収録されているので、

共通テスト本番で
どういった出題がされるのか
その方向性を実感することが出来ます。

また、センター試験”生物基礎”の過去問を、
2020年度追試験を除き全て演習できます。

マークシート付きなので、
制限時間を設けて解くことで
試験の形式(大問3題、マークシート)に
慣れるには最適です。

ただ、
共通テスト試行調査”生物基礎”は、

センター試験”生物基礎”に比べて
思考力を必要とする問題の割合が多く、
より難易度が高めに設定されています。

思考力を必要とする問題は、
単なる知識問題に比べて
解くのに時間がかかる傾向があります。

このため、
過去問を模擬テストとして
利用する場合には、

実際の制限時間(30分)よりも
5~10分短い制限時間を設けて
解くとよいでしょう。

また、
全ての問題を解くのではなく、
思考力を必要とする問題だけを選んで
演習するのもよいでしょう。

思考力を必要とする問題の問題番号リスト
作成しましたので、参考にして下さい。

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3:分野別の問題集

思考力を必要とする問題に関して、

問題の収録数
問題の難易度
センター試験生物基礎の
過去問(赤本)と重複する割合

という視点で見ていきます。

①共通テスト スマート対策
 化学基礎・生物基礎(アップデート版)

〇内容
・化学基礎と生物基礎をセットで収録。

共通テスト試行調査の
 問題と解答解説が収録されている。

・”知識のまとめ”と“演習問題”からなる。

・知識のまとめは、要点のみを文章や図表で、
数ページでまとめた、ごく簡単なもの。

〇生物基礎の演習問題
・大問形式の問題が73題

知識問題が約40題、思考力を必要とする
問題を含む大問が約30題。

思考力を必要とする問題の
約6割は、センター試験”生物基礎”の過去問、
約4割は、生物基礎に変わる以前の
センター試験の過去問。

・解説は非常に丁寧で分かりやすい。

〇紹介コメント
項目2で紹介したセンター試験生物基礎の
過去問(赤本)を持っている場合、

この書籍に収録されている
思考力を必要とする問題(約30題)のうち、
約12題は、赤本と全く同じ問題となります。

赤本と同じ出版社(教学社)であり、
赤本同様に解説が非常に丁寧です。

②大学入学共通テスト実戦対策問題集
 生物基礎
 駿台予備学校生物科 専任講師 伊藤和修 著

〇内容
生物基礎の全範囲を5章に分けて、
各章を基本問題と実戦問題で構成。

〇基本問題の特徴
小問形式の問題が145題

・大部分が知識問題で、
いくつか、基本的な計算問題を扱っている。

〇実戦問題の特徴
大問形式の問題が28題で、
 全問が、思考力を必要とする問題を含む。

・約4割は、センター試験”生物基礎”過去問と
共通テスト試行調査の問題で、

約6割は、生物基礎に変わる以前の
センター試験過去問。

・解説は非常に丁寧で分かりやすい。

〇紹介コメント

項目2で紹介したセンター試験生物基礎の
過去問(赤本)を持っている場合、

この書籍に収録されている
思考力を必要とする問題(約28題)のうち、
約12題は、赤本と全く同じ問題となります。

残りの約16題は、
赤本に記載されていない問題です。

また、知識問題の収録数は、
100題以上と大変豊富です。

赤本以外で、
センター試験の過去問を中心に
取り上げている書籍の中では、
問題集収録数が比較的多いため、

もしも、
センター試験の問題文や選択肢の言い回し、
図表の特徴に対して苦手意識がある場合、

赤本に加えて、この書籍でさらに
演習を重ねるのも良いでしょう。

③チャート式 35日完成!
大学入学共通テスト対策 
生物基礎
大森茂樹 著 数研出版編集部 編

〇内容
・『要点のまとめ+例題+演習問題』の
セットが25日分。

・実践問題が5日分。

一問一答形式で重要語句を
確認できる巻末チェック。

〇演習問題・実践問題の特徴
・演習問題は大問形式で64題で、
思考力を必要とする問題を
含む大問は約28題。

・実践問題は、大問形式で15題で、
全ての大問に、思考力を必要とする
問題が含まれる。

・生物基礎に変わる以前のセンター試験の過去問や
大学入試問題(センター試験レベルに改題)から問題を
ピックアップしているため、

 センター試験”生物基礎”の過去問(赤本)と
 問題が重複しない。

・問題の難易度は、
センター試験や試行調査に合わせてある。

・一度は解いておきたい、
思考力を必要とする問題の
典型問題が多く記載されている。

〇紹介コメント
思考力を必要とする問題を、

センター試験”生物基礎”の過去問(赤本)と
重複せずに40題以上も演習でき、
典型問題も多く含まれます。

大学入試問題を改題した問題は、
センター試験とは問題文の雰囲気が
若干異なりますが、

過去問(赤本)とはかぶらずに、
思考力を必要とする問題を出来るだけ多く
演習したいという人には、非常におススメ。

なお、この書籍と同様の特徴は、
次に紹介する実教出版の書籍にもみられます。

④問題タイプ別 大学入学共通テスト対策問題集
 生物基礎  実教出版

〇内容
・第1編:知識の確認
・第2編:実験、考察、計算問題対策
・第3編:模擬問題3回分

〇第1編(知識の確認)の特徴

生物基礎の全範囲について、
穴埋め問題と一問一答形式で基本知識を確認。

〇第2編(実験、考察、計算問題対策)の特徴
・大問形式の例題が16題で、
約11題は、思考力を必要とする
問題を含む。

・大問形式の演習問題が24題で、
約16題は、思考力を必要とする
問題を含む。

・生物基礎に変わる前のセンター試験の過去問や
大学入試問題(センター試験レベルに改題)から問題を
ピックアップしているため、

センター試験”生物基礎”の過去問(赤本)と
問題が重複しない。

・問題の難易度は、
センター試験や試行調査に合わせてある。

・一度は解いておきたい、
思考力を必要とする問題の
典型問題が多く記載されている。

〇第3編(模擬問題)の特徴
思考力を必要とする問題の割合や
問題の難易度的には、

共通テスト試行調査よりも、
過去のセンター試験”生物基礎”に近い。

〇紹介コメント

思考力を必要とする問題を、

センター試験”生物基礎”の過去問(赤本)と
重複せずに約27題演習でき、
典型問題も多く含まれます。

大学入試問題を改題した問題は、
センター試験とは問題文の雰囲気が
若干異なりますが、

過去問(赤本)とはかぶらずに、
思考力を必要とする問題を出来るだけ多く
演習したいという人には、非常におススメ。

同様の特徴は、
③で紹介したチャート式にもみられます。

チャート式と
この書籍を比較すると、
以下の様になります。

思考力を必要とする問題を
含む大問は、

チャート式では約40題
この書籍では約27題
収録されていますが、

大問を構成する個々の問題数は
この書籍のほうが多いため、
個々の問題の総数は同程度です。

その他、
チャート式との違いは、

・知識のまとめの網羅性
・本の大きさ

です。

知識のまとめは、

チャート式では、
重要語句のみを
一問一答形式で確認
でき、

この書籍では、
重要語句だけでなく、
教科書のほぼ全範囲の内容を
穴埋め形式で確認
できます。

本の大きさは、

生物基礎の教科書と比べると、

チャート式は、
縦横が同程度で、ぶ厚く、

この書籍は、
縦横が大きく、薄いです。

まぁ、
この辺は、好き好きですね。

さて、
分野別問題集の最後として
次に紹介するのは、
ハイレベルな問題集です。

⑤カテゴリー別 大学入学共通テスト対策問題集
 生物基礎 数研出版編集部 編

〇内容
・Ⅰ:知識確認の問題
・Ⅱ:グラフ・図・資料を読み解く問題
・Ⅲ:実験問題

〇Ⅰ(知識確認の問題)の特徴
・知識問題の小問70題。

〇Ⅱ(グラフ・図・資料を読み解く問題)と
 Ⅲ(実験問題)はの特徴

・Ⅱは、小問あるいは大問形式の問題36題。
・Ⅲは、大問形式の問題24題。
 ⇒ いずれも、思考力を必要とする問題を含む。

・センター試験”生物基礎”以外から
ピックアップされていて、

センター試験”生物基礎”の
過去問(赤本)と重複しない。

・”図が目新しい”、”問題文が長い”、
“与えられる情報量が多い”といった
難易度を高める特徴を持つ問題が多く、

この点で、過去のセンター試験や
共通テスト試行調査の問題よりも難しい問題
が多く収録されている。

・解説が特徴的で、
問題文の全文を解説中に再度記載し、
問題文中のどこに注目すべきかが、
赤線を引いて直接記されている。

一方で、
解説がやや簡略化されている部分が多い

〇紹介コメント
この記事で紹介する
分野別問題集の中では、
最もハイレベル

思考力を必要とする問題を
過去問(赤本)と重複せずに60題ほど
演習できますが、

問題の難易度が他の問題集に比べて高く、
解説も簡略という点で、

生物基礎が比較的得意で
余裕のある人むけ
です。

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4:模擬テスト形式の問題集

模擬テスト形式の代表的な問題集
(河合塾編、Z会編集部、駿台編、代々木ゼミナール編)
について、

・模擬テストの収録回数
・会話形式の問題の収録数(※1)
・思考力を必要とする問題の割合(※2)

に注目して紹介します。

※1:共通テスト”生物基礎”試行調査の問題では、
3題の大問全てに、会話形式の問題が含まれています。

※2:共通テスト試行調査、および
各書籍の模擬テストに含まれる、

思考力を必要とする問題の割合は、
次のようにまとめられます。

河合塾編 ≒ 駿台編 < Z会編 ≒ 代々木ゼミナール編 < 試行調査

つまり、いずれの書籍でも、
共通テスト試行調査に比べて、
思考力を必要とする問題の割合は少なくなっています。

思考力を必要とする問題自体の難易度には、
各書籍、および試行調査とセンター試験
大差はありません

思考力を必要とする問題は、
単なる知識問題に比べて
解くのに時間がかかる傾向があります。

このため、
模擬テストとして
活用する場合には、

実際の制限時間(30分)よりも
5~10分短い制限時間を設けて
解くとよいでしょう。

①2021 共通テスト総合問題集
    生物基礎  河合塾編

〇構成
・模擬テスト形式の問題が5回分収録。
・共通テスト試行調査”生物基礎”の問題と解答解説。
・本書と化学基礎編が合冊された、
『生物基礎+化学基礎』編もある(下)。

特徴
会話形式の問題が含まれるのは2回分
・思考力を必要とする問題の割合
 河合塾編 ≒ 駿台編 <  Z会編集部編 ≒ 代々木ゼミナール編

 

 

駿台 共通テスト対策問題集 2021
 マーク式実戦問題編 生物基礎
 全国入試模試センター編

〇構成
・模擬テスト形式の問題を回分収録(※)。
・共通テスト試行調査”生物基礎”の問題と解答解説
※:第1回目の大問数は2題であるため、
本番同様(3題の出題が予想される)の模擬テストは、
  4回分収録ということになる。

〇特徴
・会話形式の問題が含まれるのは1回分のみ。

・思考力を必要とする問題の割合
 河合塾編 ≒ 駿台編 <  Z会編集部編 ≒ 代々木ゼミナール編

③2021年用共通テスト実戦模試
 生物基礎  Z会編集部編

〇構成
・模擬テスト形式の問題が4回分収録。
・共通テスト試行調査”生物基礎”の問題と解答解説

〇特徴
・全ての回に、会話形式の問題が含まれており、
 この項目で紹介する他書(河合塾、駿台、代々木ゼミナール編)
の中では、会話問題の問題数が最も多い

・思考力を必要とする問題の割合
河合塾編 ≒ 駿台編 <  Z会編集部編 ≒ 代々木ゼミナール編

④2021 代々木ゼミナール編
 大学入試共通テスト 実戦問題集
 化学基礎+生物基礎

〇構成
・化学基礎とセットになっている。
・模擬テスト形式の問題が3回分収録。

〇特徴
・会話形式の問題が含まれるのは2回分。

・思考力を必要とする問題の割合
河合塾編 ≒ 駿台編 <  Z会編集部編 ≒ 代々木ゼミナール編

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