【最重要】2021共通テスト『生物基礎』攻略法

大学入試が変わるって
聞いたんだけども・・・本当?

はい。

大学入試改革によって2020年まで
実施されていたセンター試験から、

2021年より、大学入学共通テスト
へと変わります。

共通テストとセンター試験って何が違うの?

そうですね。
確かに違いが気になりますよね。
ですが、違いを知る前にまずは、

共通テストとセンター試験の共通点

をしっかりと
押さえておきましょう。

『生物基礎』における
2つの試験の共通点は、

ズバリ次の5つです!

《共通テストとセンター試験の共通点》
①試験実施日の期間 1月半ば
②試験時間30分 配点50点
③出題範囲
④大問 3つ
⑤マークシート方式

これを見る限り、
あんまり変わった感じがしないわね。

塾講師によっては、
マイナーチェンジに過ぎないと
言っている人もいるくらいです。

ですが、平成30年度に行われた
試行調査という模擬試験の平均点が、
それまでのセンター試験の平均点に比べて
下がっていることからも、

生物のスペシャリストにとっては
マイナーチェンジだとしても、

多くの受験生にとっては
やはり、難易度が上がると
言っていいでしょう。

う・・・。どのくらい難易度が上がるの?

共通テストを作成する大学入試センターが
共通テストの作成方針というのを発表しているのですが、
その中に次のように書かれています。

〈共通テストの作成方針〉
知識の理解の質を問う問題や、思考力、判断力、表現力を
発揮して解くことが求められる問題を重視する。

ヒィィィ!
知識の理解の質を問われる上に、
思考力、判断力、表現力も発揮しないと
いけないなんて!大変だぁー!!

しかし、
表現力に限って言えば、

これは国語と英語において当初、
記述問題を取り入れることによって
表現力を問おうと考えていたのですが、

後に、この記述問題を取り入れることを
見送ったたため、

表現力を発揮して解く問題は実質、
出題されないと考えていいでしょう。

まあ、そもそも生物基礎には
記述問題を取り入れる予定はなかったので、
関係ないと言えば、ないのですが、

国語と英語を受験する人がほとんど
だと思いますので、解説しました。

一つ減った・・・ホッ。

1つ減ったからと言って
安心するのはまだ早いですよ!

共通テストの作成方針からも分かる通り、
問題は2種類に分けられます。

・知識の理解の質を問う問題
・思考力、判断力を発揮して解くことが求められる問題

生物基礎に限って言えば、
これまでのセンター試験では

・知識問題:約70%
・思考力が必要となる考察、計算問題:約30%

の割合でした。

ですが、過去に行われた
試行調査の問題を見る限り、

この割合が共通テストでは

・知識問題:約35%
・考察、計算問題:約65%

くらいになることが予想されます。

知識問題が減って、考察問題が増えている!
よし、知識問題は捨てて、考察問題だけを重点的に勉強しよう!!

ちょっと待ってください。
実は考察問題というのは、しっかりと知識を
身に着けていることが前提となっている問題なので、

知識を身につけることを避けることは
残念ながら出来ません。。。

じゃ、じゃあ、教科書の丸暗記だぁ!

それも、ちょっと待ってください!

たしかに、知識問題は原則として
高校の生物基礎の教科書に載っている
内容からしか出題されません。
(原則と言ったのは、中学で学んだ内容を前提とする
問題が出題されることがあるからです。)

ですが、さきほどの作成方針にもある通り、
知識問題は「知識の理解の質を問う」問題に変わる
ということですので、

これまでのセンター試験で
出題されることが多かった、教科書に書いてある
内容を単純に問う問題は、ほとんど出なくなり、

教科書の丸暗記では
歯が立たなくなります

いわゆる用語の丸暗記ではなく、
用語の意味内容まで理解している暗記が
必要になるということです。

私はこのことを
「知識体系を暗記する」
と表現しています。

教科書の丸暗記と知識体系の暗記の違いがよく分からないなぁ。。。

そうですね。

では、人体における
交感こうかん神経と副交感ふくこうかん神経の働きを例に、
それぞれの暗記の違いを説明しましょう。

交感神経、副交感神経というのは、
内臓などの器官の働きを
無意識に調節する神経のことです。

交感神経と副交感神経が
どの器官を、どう調節するのかは、

教科書では、以下のように
表でまとめられています。

交感神経と副交感神経の働きの表

※1:肺に出入りする空気が通る管
※2:眼球前面の中央にある穴
※3:毛を立てる筋肉

教科書の丸暗記というのは、

この表だけを、そのまま
覚えようとすることです。

交感神経は、
気管支を拡張させる、心臓の拍動を速める、、、

といった様に。。。

一方で、
「知識体系の暗記」では、

交感神経と副交感神経が、どういった
シチュエーションで働くのか、
といった事を押さえた上で
表の内容を覚えるのです。

交感神経の働きは、
活発な活動時や緊張時に強まり、

副交感神経の働きは、
リラックス時に強まります。

これらを踏まえた上で、
交感神経や副交感神経の働きが強まった時の例を、
動物のイメージ図で描いてみましょう。

(下図:交感神経の働きが強まった時)
シチュエーション:天敵に見つかり、命の危機を感じている。

交感神経が働いた時の図

毛が逆立ち、瞳孔は大きく開き、
拍動や呼吸は荒くなっています。
消化は、ほとんど進みません。

(下図:副交感神経の働きが強まった時)
シチュエーション:天敵が去り、安心しきっている。

副交感神経の働きが強い時の体の状態を示す図

毛は立たず、瞳孔は小さく、
拍動や呼吸はゆっくりです。
消化が進みます。

うわぁぁ~、恥ずかしい。
何でボクの絵が・・・。

このように、
交感神経と副交感神経の働きが強まる
シチュエーションを押さえることで、

先ほどの表の内容を
より生き生きと理解することが出来ます。

つまり、大切なことは、

各用語をバラバラに
ただ覚えるのではなく、

用語と用語の相互関係をしっかり把握して、
知識を体系化してインプットする

ということなのです。

これが共通テスト攻略の第一ポイントです。

①知識体系としてインプットする

なるほど。
教科書の内容を意味もわからずに
丸暗記するのではなく、ちゃんと内容を理解した上
で暗記することが大切なんですね。

そうです。
そして、このインプットした
知識体系があって初めて、

思考力、判断力を発揮して解くことが求められる問題

に挑戦することができるのです。

これらの問題は
教科書を丸暗記しても解答できません。

これはつまり、

仮に教科書を受験会場に
持ち込めたとしても、解答できない!

ということです。

うげ!教科書を持ち込んでも解けないなんて。
どうしたらいいんだぁ?

ポイントは、こういう思考力や判断力が
必要とされる考察問題、計算問題を
たくさん解いて準備しておくことです。

作成方針にも、

これまで問題の評価・改善を重ねてきた
大学入試センター試験における良問の蓄積を受け継ぎつつ・・・

とある通り、
センター試験の過去問から
考察問題、計算問題を解いて演習すると良いでしょう。

また、共通テストの予想問題を解いたり、
あるいは模試を受けるのも重要です。

とにかく、この思考力、判断力を発揮して
解くことが求められる問題は
たくさん問題を解いて準備することが肝心です。

そして、このような問題を
解くことによって、
知識体系がより強固なものとなり、

強固になった知識体系によって
思考力、判断力を必要とされる問題が
ますます解けるようになるという
好循環が生まれるのです。

ここまでくれば、生物基礎そのものが
楽しくてしょうがない状態になりますし、

なによりも、
生物基礎が得点源となって大きな自信となり、
他の科目にも好影響を与えられるはずです。

そこまでいけば、
君も生物基礎マスターです。

生物基礎マスター。いい響きだなぁ。なんか、楽しくなってきたぞ!

しかもです!
試行調査の平均点や2015年度のセンター試験の
範囲改定後最初の平均点から、

2021年1月に実施される
初めての共通テストでは
平均点が下がることが予想されます。

ということは、

しっかり勉強すれば、
ライバルたちに差をつけられる

ということです!

よっしゃー!やってやるぞぉ!!

千里の道も一歩から。
そのためにも大切なことは、繰り返しになりますが
教科書の内容を知識体系としてインプットすることです。

よし!じゃあ、教科書を読み込んでインプットしよう・・・と思ったけど、
教科書を開いた途端にやる気が・・・

そうなんです。
確かに教科書の内容しか出ません。

ですが、教科書を読むだけでは、

・どこがテストに出るのか?
・どこが要点なのか?
・どこでつまづきやすいのか?

ということが、わかりにくいのも事実
なんです。

そこで、このサイトでは、
生物基礎の面白さ、楽しさを伝えつつ、

・どこが最重要ポイントで、どこがテストに出るのか?
・多くの受験生がどこでつまづきやすいのか?
・暗記するのが難しい用語の簡単な覚え方、オリジナルのゴロ合わせ

といった内容で、教科書の内容を
知識体系としてインプットすることを
助けたいと考えてます!

①知識体系としてインプットする。
②考察・計算問題を解くことによって思考力と判断力を磨く。

理解を伴わない丸暗記では、
受験が終われば殆どの内容を忘れてしまうことでしょう。

ですが、理解を伴う暗記は、
例え用語そのものは忘れてしまったとしても、
関係性は忘れないものですので、一生モノの価値となります。

また、無事に大学に合格して
何か新しいことを学ぶに際しても、

知識体系を一度学んだ経験があれば、
方法論は同じですので

あなたの中でしっかりと
知識体系化された生物基礎の内容は
あなたが社会に出ても、必ず役に立ちます。

そして、何よりもあなたが
生物そのものに興味をもってもらえれば、
これに勝る喜びはありません。

人間にとって興味以上に「勉強したい!」という意欲を
湧かせるガソリンはありません。

私も精一杯、生物という
この地球の神秘の面白さ、素晴らしさ、美しさを
伝える努力をいたします!

あなたも、生物基礎の内容をしっかりと、
頭の中に、やきつけていって下さい。

一緒に夢に向かって
がんばっていきましょう!

小宮英之

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