『生物基礎』タンパク質

1:タンパク質の働き

タンパク質は、

地球上の生物が生きる上で
重要な働きをしています。

例えば、
アクチンというタンパク質は、
筋肉を構成し、動かす働きの一部を
担っています。

また、
酵素というタンパク質は、

生物が行う多くの化学反応を
促進することで、
生命活動を支えているのです。

タンパク質は、
DNAの塩基配列に基づき、
細胞内で合成されます。

2:タンパク質の構造

タンパク質というのは、
アミノ酸という物質が、沢山つながって
出来た物質のことです(下図)。

四角形で描かれたアミノ酸が、横一列につながった様子を描いた絵

※:上図では、途中のアミノ酸の図を
省略している。

アミノ酸には、
複数の種類があり、

どのアミノ酸が、どんな順番で
つながるかによって
タンパク質の種類が決まります。

このような、タンパク質における
アミノ酸の並びのことを
アミノ酸(の)配列といいます(下図)。
2種類のタンパク質が描いていある。両方とも、多数のアミノ酸が横並びになっているが、個々のアミノ酸の形が異なる。

上図:異な種類のアミノ酸を、
異なる形の図形で描いている。

このように、タンパク質の構造は、
アミノ酸の配列からなるとい知識は、

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理解するうえで必要です。