プレパラートとは?
1:これがプレパラートだ!
顕微鏡で観察したい材料がある時には、
プレパラートを作って観察します。
観察したい材料をスライドガラスの上にのせ、
その上にカバーガラスをかぶせたものを
プレパラート
といいます(下図)。

ボンボ
え、何ガラス?どっちが上??ややこしいなぁ。
そんな、一見ややこしい
プレパラートを理解するには、
プレパラートを作る手順を
知るのが最短のルートです。
一般的な手順を簡単に説明しましょう。
下図は、スライドガラス(スライドグラスともいう)という
ガラス板の写真です。
まず、スライドガラスの中央に、
観察したい材料(※)をのせます。
※:下写真では植物の葉
次に、観察材料の上に
水を1滴たらします。
最後に、カバーガラス(※)という
薄いガラス板をのせて完成です。
※:観察材料にのせてカバーをするガラス
→ カバーガラスと覚えておきましょう。
↓
このように、プレパラートは、
・カバーガラス
・観察材料
・スライドガラス
の3段重ねになっているのです。
プレパラートを使って、
光学顕微鏡で観察する場合、
光学顕微鏡のステージという板の上に、
プレパラートを置きます(下図)。
ステージの中央部の上には、
観察材料を拡大するレンズがあるので、
プレパラート内の観察材料が、
ちょうとステージの中央に来るように、
プレパラートを滑らせて(スライドさせて)
移動させてから観察します(下図)。
※:ステージ上をスライドするガラス
→ スライドガラスと覚えておきましょう。
プレパラートを用いた顕微鏡の観察方法は、
記事「光学顕微鏡の使い方」で詳しく解説しています。