オカワカメ(雲南百薬)とは? 簡単な食べ方は?
『この記事について』
この記事では、
・オカワカメ(雲南百薬)は、
どんな野菜か?
・オカワカメの葉、むかご、
ツルの先端の、おススメの
簡単な食べ方
について、
実際に栽培し、食べた経験に基づいて
解説しています。
mokuji
目次
1:オカワカメ(雲南百薬)とは?
オカワカメは、熱帯性のツル植物の一種で、
正式な和名は、アカザカズラといいます(下図)。
また、別名で
雲南百薬(うんなんひゃくやく)とも呼ばれ、
栄養価が高い野菜の1つとして知られています。
夏の暑さに強く、丈夫な性質があり
初心者にとって育てやすい植物の1つです。
2:オカワカメ(雲南百薬)の葉の栄養成分
オカワカメの葉には、
・葉酸
・ビタミンA
・マグネシウムなどのミネラル
が豊富に含まれていることが
知られています。
3:オカワカメの主な食用部位
①葉
メインとなる食用部位は葉です。
②つるの先端(10 cm~15 cmほどの柔らかい部分)
・短いツル(下写真)は全体が柔らかい
・長いツルは、ツルを指で引っ張ったときに
プチっと切れる部分の先が柔らかい(下動画)。
③むかご
”むかご”というのは、植物の芽の一種で、
芽が養分を蓄えて肥大化したものです。
ふつう、葉の付け根に見られます。
※下図:オカワカメの、むかごのついた葉(下図左)と
ついていない葉(下図右)
やがて地面に落ち、根と茎葉が出て、
新しい植物体になります(下図:オカワカメ)。
オカワカメのむかごは、
関東地方以西を基準にすると、
8月後半~9月頃から見られます。
4:おススメの食べ方
4-1. 生食には向かない
オカワカメの、どの部位も、
生のままでは、
舌にジワっと染み込むような強い苦み
があり、
生食には向きません。
4-2. 葉、つる:茹でてシャキシャキ、ネバネバ
【茹でる】
(左上:茹でた葉 右上:山芋にのせた、茹でたツル)
・茹でた葉とツルの先端は、
シャキシャキとした食感があります。
・やや青臭さがありますが、
ポン酢かけると臭みを感じなくなります。
調理方法:
①食材を洗います。
②沸騰したお湯にいれて、1分間茹でます。
③お湯から取り出し、ザルなどに入れて
流水で一気に冷やします。
4-3. むかご:茹でてネバネバ、炒めてホクホク
【茹でる】
・茹でたむかごは、かむと、
納豆に近いネバネバ感があります。
調理方法:
①むかごを洗います。
②沸騰したお湯に入れて
7分~10分ゆでます。
※:爪楊枝がスッと
刺さるようになれば出来上がり。
【炒める】
・炒めたむかごは、ねばりがほとんど消えます。
・小さなジャガイモのような、ホクホク感があります。
・塩がよく合います。
調理方法:
①むかごを洗います。
②フライパンに油をひき、
油が温まったらむかごを入れ、
フライパンにフタして弱火で数分炒めます。
※:爪楊枝がスッと
刺さるようになれば出来上がり。