ヤーコンは、どんな野菜?

目次

1:ヤーコンは、こんな野菜

ヤーコンは、
キク科に属する植物です(下図)。

ヤーコンの写真

※:上写真のヤーコンは、腰丈くらいの高さ。

ヤーコンの花
(上図:ヤーコンの花)

土の中では、ヤーコンの
塊茎(かいけい)塊根(かいこん)
とが育ちます。

塊茎というのは、
地中にある茎が養分を蓄えて
ふくらんだ部分のことです。
ヤーコンの塊根

(上図:ヤーコンの塊茎)

一方で、塊根というのは、
根が養分を蓄えて
ふくらんだ部分のことです。

ヤーコンの塊茎
(上図:ヤーコンの塊根   下図:拡大写真)

塊茎の拡大図

ヤーコンの各部位のうち、
主に利用されるのは、
葉と塊根です。

葉は、ヤーコン茶の材料などに
利用されています。

塊根は、生で、あるいは火を通して
食べることができます。

なお、普通、食用としては
販売されませんが、塊茎も、

食べることができます。

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2:ヤーコンの食べ方

2-1. 塊根の食感・食べ方

【食感】
ヤーコンの塊根は、
周りが茶色っぽい色の皮に
覆われています。

半分に切ってみると、
内部は、ナシの実を切った時
のような見た目で、

その食感も、みずみずしい
ナシを食べているかのようです(下図)。

ヤーコンの塊根の断面

ヤーコンの塊根には、
フラクトオリゴ糖という物質が
含まれているため、
ほんのりですが、甘みもあります。

このため、人によっては、
沢山食べることが出来て
しまいそうですが、

フラクトオリゴ糖という物質は、
人にとっては消化しにくい
物質であるため、

食べすぎると、
お腹がゴロゴロして
トイレに行きたくなる
場合があります。

【食べ方】

まず、硬めのスポンジを使って、
ゴシゴシと水洗いをします。

すると、包丁でむかずとも
表面の茶色っぽい皮がとれていき、
半透明の薄皮だけになります。

生食をする場合は、
この状態で食べることができます。

火を通して食べたい場合は、
適当な大きさに切って、

油をひいたフライパンで
軽く炒めるのがおススメです。

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3:ヤーコン茶の作り方

①12月頃にヤーコンの葉を採取します。
 ※:霜が降りる地域では、
   霜が降りる前に採取します。

②採取した葉を、沸騰したお湯に
 数秒入れた後、すぐに取り出します。

③風通しのよい場所に干して、
 カラカラに乾燥させます。

④乾燥した葉を手で軽くもみ、
 葉を崩します。

 ※:すぐに粉のように細かくなってしまうので、
   崩し過ぎないようにしましょう。

⑤葉を崩すと、枝のようなものが
 少し残るので、取り除きます。

⑥フライパンにアルミホイルをひき、
 崩した葉を入れて、焦げない程度に煎ったら
 完成です。

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4:畑でのヤーコンの育て方

4-1. 育て始める前の注意点

【注意点①】
一般的には、育て始めは、
塊茎を購入して
土に植える
ことから始まります。

食用として販売されている
塊”根”を植えても
芽は出ませんので
注意しましょう(下図)。

塊茎と塊根

【注意点②】
ヤーコンは、乾燥と水没に弱いです。

このため、
梅雨明け後に乾燥しやすい場所や、

大雨時に水がたまりやすい場所を
避けて植えましょう。

4-2. 育て方(畑に植える場合)

塊茎を購入して  
 寒冷地では5月後半、 
 それ以外の地域では5月はじめ頃に、
 土に植えます。

 この時に肥料も与えます。

②その後は、
 乾燥と水没に注意しつつ育てます。

 追肥は、ほとんど必要ありません。
 特に、窒素の割合が多い肥料を
 追肥として多く与えると、

 茎や葉が勢いよく茂り、
 食用となる塊根が

 あまり大きく育たないことがあります。

③塊根は、11月の中旬ごろから
 収穫できます。

 塊根が土にしっかりと埋まっていれば、
 霜が降りる地域であっても、
 12月、1月でも収穫できます

 一方で、葉は、
 霜が降りると枯れてしまうため、

 霜が降りる前に採取します。

自家消費目的で栽培する場合は、
 塊根の収穫後に塊”茎”を埋め戻すことで、
 そのまま、翌年も栽培することができます。

 ※:販売目的の場合、一部のヤーコンを除き、
 自分で育てた塊茎を使って翌年も栽培をすることは、
 法律によって制限されています。

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5:おススメの本

「ヤーコンの事をもっとよく知りたい」
「成分や機能性についての正確な情報が欲しい」

「ヤーコンの収穫量を増やしたい」

という方には、
”ヤーコン―健康効果と栽培・加工・料理”
という本が、大変おススメです。

長年、ヤーコンを専門に
研究されている方によって執筆され、

・ヤーコンの品種
・含まれる成分の機能性
・育て方
・食べ方

が、とても詳しく、また、
専門的な知識がなくても

十分に理解できるように、

易しめの言葉で
解説されています。

絵や写真の他、
成分や機能性の研究結果のグラフが
豊富に記載され、

シンプルに分かりやすく
提示されています。

ヤーコンについて、
しっかり
学びたい人にとって、
必携の1冊です。

 

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