『生物基礎』ホルモン①:外分泌と内分泌

mokuji

1:分泌(ぶんぴつ、ぶんぴ)

細胞内で合成された物質が
細胞外へ放出されることを

分泌(ぶんぴつ、ぶんぴ)

といいます(下図)。

分泌の図

体が、体外と体内に区別でき
体液をもつ動物では

分泌は

物質が排出管とよばれる
管の中に分泌されて
体外へ放出される場合と

物質が体液中へ分泌される場合

とに分けることが出来ます。

まずは
物質が体外へ放出される場合について
説明しましょう。

目次に戻れるボタン

2:外分泌(がいぶんぴつ、がいぶんぴ)

細胞内で合成された物質が
排出管を通って
体外へ放出されることを

外分泌(がいぶんぴつ、がいぶんぴ)

といいます。

外分泌される代表的なものには

・汗

汗

・唾液(だえき)

唾液

・乳汁(にゅうじゅう)

乳汁

などがあります。

外分泌を行う器官を

外分泌腺(がいぶんぴつせん、がいぶんぴせん)

とよび

物質を体外へ放出するための
排出管がみられることが特徴です。

外分泌腺のつくりを
立体的にとらえて
みましょう。

外分泌腺は
体の表面(口や消化管の内側も含む)にあいた
細長い穴です。

イメージとして
皮膚の一部を

下図のような
四角い粘土のカタマリに
置き換えて考えてみましょう。

皮膚の粘土イメージ

皮膚の表面に相当する面に
指を押し当て穴をあけます。

指で穴をあける

最も単純な形の外分泌腺は
この穴のような形を
しているのです(下図)。

空いた穴

立体的なイメージは
持てましたか?

では、次に

下図の黄色線の位置で切った
実際の外分泌腺の断面図を
みてみましょう。

切る位置

外分泌腺の奥には
物質を分泌する細胞が
並んでいます(下図:赤線)。

外分泌腺の図

細胞から分泌された物質は
排出管を通って体外へと
放出されます(下図)。

体外への分泌

さて、最も単純なつくりの
外分泌腺の構造を解説しました。

外分泌腺の解説の最後に
代表的な外分泌腺を3つ
模式図でみてみましょう。

※図では外分泌腺を簡略化して
描いてあります。

・汗腺(かんせん):皮膚から汗を放出します。

・唾腺(だせん):唾液を放出します。

唾液腺の図

・乳腺(にゅうせん):乳汁を放出します。

乳腺の図

 

では次に
物質が体液中に分泌される場合について
解説しましょう。

目次に戻れるボタン

3:内分泌(ないぶんぴつ、ないぶんぴ)

細胞内で合成された物質の
体液中への分泌は

分泌物の違いなどによって
いくつかに分類されますが

生物基礎では主に
内分泌という分泌を扱います。

細胞がホルモンという物質を
体液中へ分泌することを

内分泌(ないぶんぴつ、ないぶんぴ)

といいます。

ホルモンというと
日常の会話では、ふつう
焼肉店でいう動物の内臓を示しますね。

でも、生物学でのホルモンは
焼肉のホルモンとは全くの別物で

体にとって欠かせない

“物質”

なのです。

体液中にホルモンを
分泌する細胞のことを

内分泌細胞

とよびます(下図)。

内分泌細胞による内分泌

内分泌細胞が集まって構成され、
ホルモンの分泌を行う組織のことを

内分泌腺(ないぶんぴつせん、ないぶんぴせん)

いいます(下図)。

内分泌腺

ホルモンに関しては
次の記事「ホルモン②:ホルモンの定義と作用の仕組み」
詳しく解説します。

では最後に、確認問題を
やってみましょう。

目次に戻れるボタン

4:確認問題

以下の空欄に適する語句を答えなさい。

汗腺、唾腺、乳腺などの器官を総称して
( 1 )腺とよぶ。

( 1 )腺の特徴は
物質を体外へ放出するための
( 2 )
という構造がみられることである。

( 3 )という物質を
体液中に分泌する細胞のことを
内分泌細胞とよぶ。

多くの場合、内分泌細胞は集まって
( 4 )を形成している。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

解答

汗腺、唾腺、乳腺などの器官を総称して
(1:外分泌)腺とよぶ。

(1:外分泌)腺の特徴は
物質を体外へ放出するための
(2:排出管)
という構造がみられることである。

(3:ホルモン)という物質を
体液中に分泌する細胞のことを
内分泌細胞とよぶ。

多くの場合、内分泌細胞は集まって
(4:内分泌腺)を形成している。

 

目次に戻れるボタン

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です